九月十六日(日)午後一時より秋の彼岸法要をお勤めします。ご講師は武蔵野大学教授 山崎龍明先生をお迎えしております。
お彼岸というと、一般的にはお墓参りとか、先祖の供養をする時だと言われていますが、、本来は「到彼岸」と言って、普段、忙しさに追われて仏法に疎遠になっている私たちが、求道、聞法精進の時として、彼の岸に到る道即ち生死解脱の道を求めていくことがお彼岸の大切な意義であり目的なのです。
彼岸ー 生死の海を渡って到達する悟りの世界。春分、秋分の日を中日としてその前後七日間におこなわれる仏事を彼岸会という。平安初期から朝廷で行われ、江戸時代には庶民のあいだに年中行事化した。
波羅蜜 (梵語 パラミータ)ー 現実世界(生死輪廻)此岸から理想界(涅槃)の彼岸に到達すると解釈して到彼岸、渡彼岸と漢訳される。通常、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の六波羅蜜を大乗仏教の菩薩の到彼岸への実践修行とされる。