2007年5月1日火曜日

専精舎

大阪府高槻市に行信教校(ぎょうしんきょうこう)という西本願寺宗門(所属、系列ほどの意味)の塾があります。
教校制が敷かれている明治時代の創立です。
ちなみに当時の大教校が今日の龍谷大学です。
そんな古い形態を今日に残す全国でも唯一の場所です。
西本願寺の宗門ですからそこで学ぶのは浄土真宗です。
浄土真宗と一言に言ってもそこには仏教全般が凝縮されていますから、
行信教校では広く仏教学も学ぶのです。

その行信教校において大切に勤められてきたのが「専精舎夏講」(せんしょうしゃげこう)です。
夏安居(げあんご)ですね。
全国から行信教校出身の先輩方が集まり、現役学生とともに講義を受け、会読形式で論題を味わっていきます。これが午前のカリキュラム。
午後からは夜までお聴聞の御座が開かれます。
どっぷりご法義に浸かり、一年間勉強してきたこと、安心の確認をする場所でもあるのです。

お寺の若院はここで学びましたので紹介してリンクを貼っておきます。
今年の副講は毎月大恩寺に出講くださっている髙田慈昭先生の「入出二門偈」ですし、本講は特別法座のご講師梯實圓先生の「尊号真像銘文」です。
関係者でなくてもどなたでも参加できるので是非お参りください。

大恩寺でのご法座ではないけれどご案内でした。

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