本を読んでいたら、聞き覚え(見覚え)のある詩人が紹介されていました。それは大恩寺にほど近いところの出身である八木重吉氏です。実はお寺から車で5分ほどの距離にこの方の記念館があり、そのため「見覚え」があったのでした。
「求めよ 与えられん」
しかし
寂しい 路だ
息づまるように さびしい
でも
行かねばならぬ
行かねばならぬ
「この世があまりにもみにくすぎるから、自分自身があまりにも虚偽にみちているから、それだけに、一度でもいい、真実なるものにふれてみたい、真実の世界をたしかめてみたいと切に願うものは、重吉のように、寂しくても、行かねばならぬ、人生の旅人たらざるをえないのである。」(梯実円師『白道をゆく』)
八木重吉氏は町田市相原出身の詩人であり、詩の言葉から分かるようにクリスチャンでした。今年、八木重吉記念館の館長であり、息子さんであった八木藤雄さんが亡くなられたため記念館は休業中ですが、昨日問い合わせの電話をしたら10月を目指して開業の準備中だそうです。ぜひ一度訪れてみたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿